JQHAとは
Japan Quality wooden Housing Association の略
(ジェイ・キュー・エイチ・エー)
木々でさえずる鳥たちが、広く森を見渡し見守る姿とともに、 我々は住宅生産業を通じ消費者を守り、 そして自然環境保全における循環型社会の実践が使命である
設立主旨
JQHA設立に至る背景
2006年に住生活基本法が施行され「量から質」の時代へと変わる中で、我々地域に根ざす中小零細工務店を取り巻く環境はたいへん厳しい状況にあります。
縮減する市場、規制制度への対応、職人不足問題等々、持続可能な経営を維持していくために必要不可欠な取り組みは多岐に及びます。
今後は大資本のハウスメーカーや大手ビルダーとの競争がますます激しくなると予想します。小規模零細企業が生き残るためにはより一層の経営努力と経営改革が必須となります。その一つひとつに解決策を見い出すことが求められる時代にあって、今こそ地域を主体とする工務店や職人がともに力を合わせてこの厳しい時代を乗り越えていかねばなりません。
2011年3月11日から早くも2年以上の月日が経ち、人生、生活の中心であった家を失った方はいまだ仮設住宅を借宿として厳しい生活を続けています。復興事業は今後本格化することが予想されますが、被災県のみならず、全国の工務店、職人がともに力を合わせない限り、住宅復興を成し遂げることはできません。
このような状況の中で、私たちは工務店の企業活動を実質的にサポートし、また大工職人が生きがいを持って仕事に取り組むことを可能にせしめるような活動を、具体的に展開できる支援体制を構築すべきとの思いに至りました。
厳しさを増す経営環境の荒波の中を、ともに肩を組み、力強く乗り越えるために、地域企業として具体的な諸課題に真摯に取り組み実績を上げることで、社会にたいしてその責任を果たしていくことを決意し、一般社団法人日本木造優良住宅協会(JQHA)を設立しました。
設立の目的
- 木造住宅文化の継承・発展のため―歴史と伝統に立つ日本の木造住宅産業の活性化を目指して
- 地域中小(零細)工務店の持続的経営・発展・経営改革のため―住宅産業は「地域産業」。我々がその「主役」を担う!
- 大工職人の技術・社会的地位向上のため―職人の減少傾向に歯止めをかけ、若者たちに魅力のある職業にする
- 豊かな住生活文化創造のため―長きにわたり家を守り、自然豊かな街並み・地域コミュニティーを形成する
このような理念のもとに、JQHAは地域会員の持続的活動を支援することを目的とします。